記念すべき最初の投稿は…帰宅トピック!…と思いきや朝の通勤、通学です。一見すると関係なさそうに見えますが、帰宅を考えるうえで非常に重要なトピックです!
この記事で想定する読者
- 帰宅時間の短縮を求める方
- ストレスの少ない帰宅を実現したい方
- 帰宅時のアクシデントを回避したい方
帰宅準備の重要性
帰宅という言葉を聞くと職場や学校から家に帰る行為を連想される方が多い。
実際、周りの人に帰宅という言葉でどんなことを連想するかという問いをすると、多くの方が上記のようないわゆる復路(帰宅部分)に関する回答をしてくる。
しかしながら、帰宅に効率性を求めたり、快適な帰宅ライフを実現したりしたい方に向けて下記のメッセージを送らせて頂きたい。

段取り8割という言葉がある。これは何事も事前に準備することが重要であり、準備がしっかりしていれば本番も滞りなく作業が進むという格言である。私はこの格言は帰宅についても適用できると考えている。
即ち、帰宅(本番)に向けた事前準備を入念にすべしということを私は主張したい。
考えてもみてほしい、事前に電車やバスの遅延情報がわかっていれば別の帰宅手段を考えることができるはずだ。
なんなら普段は電車やバスを使っていても、その日は車通勤をすることで帰宅遅延を回避することも可能なのである。
帰宅は帰る間際から考えるのではなく、朝の出勤・通学前から「今日はどのような帰宅を実現するかを考える」ことでその日の理想とする帰宅が実現しやすくなるのである。
どのようなことを想定すべきか?
では、朝の出勤、通学時はどのようなことに注目すると良いのだろうか?
この記事では3点に絞って紹介する。
1. まず注目すべきは朝の交通状況である。
もし、この時点で鉄道設備の大規模故障や人身事故が起きていれば、電車が動かないことは容易に想像できる。こうしたケースでは、帰宅の時間帯でも電車が動いていない可能性は高く、リモートワークやバスなどの代替交通手段による出勤を想定できる。
それだけではない。
2. 天候や人身事故など公共交通機関の遅延要因を確認しておくことも重要だ!
バスや車の通勤、通学の場合、道路の渋滞情報は朝の通勤、通学時と帰宅間際のタイミングで確認するのが理想だ。
ここでは、地域固有の帰宅事情の例として滋賀県の琵琶湖沿岸を走る琵琶湖線、湖西線の帰宅遅延イベントについて紹介しておこう。

図. JR湖西線・琵琶湖線 路線図
琵琶湖線・湖西線と他の路線との関係を知りたい方は「JRおでかけネット」を参照するとよい。
上図にJR線 近畿エリア路線図の抜粋を示す。赤枠で囲ったエリアが、JR琵琶湖線、湖西線の運行エリアである。
まず、前提として滋賀県の琵琶湖沿岸は周りの山から吹き下ろす風が強い。なぜなら、周囲にビルなどの障害物がないため、吹きおろしを阻害するものがないからである。
そのため、琵琶湖沿岸を通る琵琶湖線、湖西線は最大瞬間風速が25m/sを超えた場合、運休するようになっている。(参考:20m/s〜25m/sは徐行)
そしてこの強風による遅延や運休はそれなりの頻度で起きる。私がかつて通っていた学校(京都府)でもこの湖西線、琵琶湖線を使っている人がそれなりにおり、電車が遅延や運休をするたびに発狂しているのを何度も見てきた。(私立だったので他府県からの通学者もそれなりにいた。)
電車で一駅程度であれば親が車で迎えに来てくれるご家庭もあったようだが、遠方から通学している一部の友人たちは運行再開まで駅で待機したり、寄り道をしたりしていたと昔聞いた。
3. 移動中に周りを確認していつもと違った点がないかを確認する
これは特に徒歩や自転車、バイク、自家用車など、自身で移動経路を選択できる移動手段で帰宅する際に気を付ける項目である。
ポイントは3つ。(特に大事なのは3つ目!)
- 工事などの道路の一時封鎖や建物の建築、解体などのエリアを把握し、安全に通れるかどうかを確認する。(代替移動ルートを想定しておく。)
- 他の通勤、通学者がどのようなルートで通勤、通学をしているのかを観察する。 (他の人が通勤で使っているルートは自分が帰宅時のルートとして使える可能性が高いためである。)
- 上記のような観察は毎日実施すること。 (いつもと同じタイミングで同じポイントに注目するからこそ、いつもと違った事象を発見しやすくなるからである。)
早期帰宅イベントの準備
最後に台風や大雨洪水警報による早期帰宅についてまとめる。
学校や職場付近に台風が接近して、暴風域に入った場合、また大雨洪水警報が出た際には学校や職場からの早期帰宅を実施することがある。
こうしたビッグイベントは朝の天気予報である程度予測をすることが可能なので事前に情報を収集した上で速やかに帰宅できる準備を職場や学校で心がけると良い。
特に電車通勤の場合、鉄道が運休になることもあるので、素早い判断と移動が重要である。実際、 私の乗った電車の次の便から運休になったこともあった。
